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ちゅうつねセミナー「出版を目指す」に行ってきた話

御機嫌よう、ルチルです!
今日はCGじゃない記事を書きます(*・∀・)

仕事を早めに終わらせて、運営担当のぼんちゃんに教えてもらったサロン、
ちゅうつねサロン主催のイベント、「出版を目指す」に行ってきました!
会場はグロービス経営大学院大学。
大学っていうよりは専門学校??大学院なの??でもMBA取得をメインにしているので大学院…かな。

■グロービズ経営大学院大学
http://mba.globis.ac.jp/tokyo/index.html
ちょっと勤務先に雰囲気似てる場所でした(。-∀-。)b
向上心モリモリの人達でいっぱいなんです。だからルチルも頑張れるのですけどね。
MBAかぁ・・・取得は大変そうだけれどルチルもがんばって取得できる、かなぁ?
ルチルはえらくなりたいわけではないけれど、経営にはちょっと興味があるのです。
1年位前かな?3DCG年鑑を見ていて、女性管理職が少ないのにショックを受けた経緯がありまして。

セミナーの内容まとめは、はあちゅうさんのツイートまとめがカンペキなのでこちらを。
はあちゅうさんのブログ
http://lineblog.me/ha_chu/archives/66863915.html

講師は「仕事の速い人は150字で資料を作り3分でプレゼンする。 「計って」「数えて」「記録する」業務分析術 (幻冬舎単行本)」
仕事の速い人は150字で資料を作り3分でプレゼンする。 「計って」「数えて」「記録する」業務分析術 (幻冬舎単行本)
等を出版されている坂口孝則さん。
テレビのスッキリ!でコメンテーターもお務めだそうです。ルチルはテレビみないから全然知らなかった…(*´・ω・)
経沢さんも「つねざわ」さんだって今日知った…。「けいざわ」さんだと…。
ホントお前なんでココに来たんだよってファンの方から石投げられそうですが、やめてください。
たぶんあなたの液晶画面がボロボロになります。
あ、でも両親はスッキリ!を毎日観てますよ!あと経沢さんの書籍は愛読しています。
ルチルは本や音楽は内容ばかりにフォーカスしていて、作者の名前を間違えて覚えていたりしていることが多くて…。
ご挨拶させていただいたのですが、とても聡明できれいな方でした。ルチルもあんな大人のレディになりたいぜ。

セミナーテーマは出版!それも「一年以内に本を出版してみよう!」という大胆なものでした。
ホント大胆だな…。

ルチル、読書はめっっちゃ好きなのですが、本を書こう!と思った事はなく…(´・ω・`)
しかもこの1年で読んだ本はぜーんぶCGのマニュアル本!!
それに出してみたいと思うような知識や思想とか…なんか崇高なものは…はっきりいってこれっぽちも持ってない…(´・ω・`)
だって本を出版されている方々の方がずっと知識も経験もあるんだもん。

こんな心構えのルチル如きがこんなところへ行っていいのやらとガクブルしていたのですが…。
結果としてはすごくタメになりました!

というのも本を出版するというのは作品を売りこむのとほぼ同義。
なのでセミナーのお話を聞き始めてすぐに…
これはポートフォリオと自主制作に応用出来るで!!と確信しました。
講師の坂口孝則さんは要素の因数分解、つまり分析が得意な方なのですが、ぼんちゃんもそういうのが得意なので
きっと今ルチルが作ってる自主制作作品を考慮して今日のセミナーを教えてくれたんだと思います。
ぼんちゃんありがとナス!

なにより、坂口さんが紹介していた本は色々あるのですが文章の書き方みたいな本以外は全部読んだ事がある本だったのでテンションあがりました…!
選書の趣味傾向があうって素晴らしいデスよね…(*・∀・)
結構プロフィールに趣味:読書って書いてるヒト多いんだけど、実際に話を振ってみると全然読むジャンルが異なっていて
あっ・・・ってなることが多いので本と映画の趣味があうってすごく大事だとルチルはおもいます!

坂口さんの本は拝読したことがあった(だが立ち読み)ので、小説のような娯楽・趣向系の書籍の話はでないだろうと思っていましたが、でました!
「僕の”激安なのに丸儲けできる価格のカラクリ 10円缶コーヒーでもなぜ利益が出せるのか?”は
一章ずつベストセラー小説をパロってみたのだけど、編集者含め、誰も気づきませんでした。」
とのこと。
うふふ。実はルチルはこの本を読んだ時、途中で気がつきました!まさに紹介していた人間失格のパロディのところでw
ルチルは太宰治が好きなので、仕方ないでっす。ただ、この本、もう手放してしまったか、立ち読みしちゃったかなので
他の章をみてあてっこが出来ない・・・。こういう時、電子書籍だと便利だなぁって思いますね。
あと、読んでいるときに気がついたことは覚えているけれど、著者のお名前は覚えていない・・・。(だめじゃん)

また、最も納得して、感銘をうけた点は書籍は内容を真似ると盗作だが、構造を真似よとおっしゃっていたところです!
美術やアート、アニメやまんがの分野でも内容を真似るとトレス!とか盗作!とかいわれますが、構造を真似ると、
ライト層からは「王道!」とか「かっこいい!」と言われるし、マニアック層からは「デュフフフこうきましたか。やりますねぇコポォ・・・。」って賞賛されることが多いですから。
ルチルも今やっている自主制作は、王道の構造を真似ようと思っています。
ウサビッチで有名なカナバングラフィックスの富岡 聡さんも講演で、お話を作るときはハリウッド映画の基本を守るようにしているとおっしゃっていて
「あぁ~!その本大学で読みましたー!今でも実家の隅にあります・・・!」と叫びたくなりました。
イエス、リスペクト、ノー盗作、大事ですね。

実はちょっと色々あって、自主制作を含め、CGに向き合えない時期が続き、おやすみしがちだったのですが
12月のファンフェスやコミコンが終わったらきちんと向き合おうと思っています。
将来のこと考えたら遊んでいないで今すぐやれよ!と言われそうですが、FFXIVのファンフェスは外せません・・・!
フィギュアで使う樹脂アレルギーが酷くなってしまって、フィギュアもう作れないかもと落ち込んでいるときに
きっと道が見つかるよと背中を押してくれた友達と行ったイベントなので・・・。
ファンフェスのコンテスト出展等はします。

あ、TIPSの項目あるのに最近なんにも更新されてない?
ホントーに申し訳ないです(。-∀-。)
バイトに明け暮れていました!!でもバイトのお賃金で液タブ買ったのでそのレビューで勘弁して下さい!
なんでも…はしませんけれど、海外レビューも読んでガッチリ比較検討した記事にしますのでお楽しみに!

【レビュー】美術解剖学書籍 Anatomy for sculptors レビュー

Figure & Torso Anatomy For Artists: Understanding the human form (Anatomy For Sculptors Book 1) (English Edition)
CGCHIPSでも紹介された解剖学の書籍、Anatomy for Sculptorsのレビューです。
CGCHIPSの記事はこちら

ごきげんよう御園ルチルです。
みどころというか、入手するまでの経緯が誰かの役に立ちそうなので記事にします。
かなり前に発行された本なので本当にほしい人は既に入手しているかと思いますが…。
みどころと入手経路を書いていきましょう。

【みどころ】基本的にはCGCHIPSと同じ感想。
(´・ω・`)そんなー。でもほんとほぼ同じです。
図録・写真・図解がとてもわかりやすく、「あっ人体ってそうなんだー」という発見がたくさんあります。
特に異性の身体構造は理解が進みにくいのでとても助かります。
結構高額な部類の書籍になりますが、かさばらないのは魅力ですし、
ZBrushでならスキャンや写メしなくてもシースルー機能やスポットライトで確認しながらの作業が可能です。
でもいざというとき再ダウンロードできるかはわからないのでDVDにでも焼いておきましょう。

CGCHIPSと違う意見があるのは、kindle版(PC)は拡大できないから
日本amazonで買うくらいならリスク犯しても著作会社からPDF版買った方がいいんじゃないかなという点です。
海外からのお買い物は基本自己責任ではありますが、ルチルの購入経緯を書いておきますので誰かの参考になればと思います。

【入手経路1】Amazonは普段神だけど、kindle版は罠
最初、ZBrush用資料に使うのだからamazon、kindleforPCでいいじゃん^^と思って購入したら図録が拡大できず、
資料なのに拡大できない・できても解像度が荒いという資料というにはおよそ不便な状態のものがkindle版Anatomy for Sculptorsでした。
すぐにamazonカスタマーセンターに連絡し、返金というかギフトコードにしてもらって、キンドル内のAnatomy for Sculptorsは削除しました。
kindleといった電子書籍の返金をお願いしたのは初めてなのですが、購入後1週間以内で正当な理由があれば返金できるようです。
図録なのに拡大できないって言うのは…しょうがないよね。

【入手経路2】https://www.anatomy4sculptors.com/に行くとセキュリティソフトが超警告してくる。
CGCHIPSにも記載されていますが拡大縮小が可能なPDF版が購入できるのはこの書籍の公式サイトであるhttps://www.anatomy4sculptors.com/だけです。
が、ジャンプするとルチルのPCに入れているセキュリティソフトがめっちゃ警告言ってきました。
カードなどの情報を盗ろうとしているサイトかもよ?!というような内容です。
「セキュリティ証明書の有効期限が 70 日前に切れています。原因として、設定が不適切であるか、悪意のあるユーザーが接続を妨害していることが考えられます。」ということでした。
ひええ怖い…。となりましたが、なにが原因で安全でないサイト認定されているかはよくわからないし、めげていてはこのPDF版は買えません。
推奨されないけれど表示を選択してSTOREからAnatomy for Sculptors PDFE-book版を選んで購入手続き。
他にも同じ内容で安いオンラインe-bookもあるのですがサイトそのものがめっちゃ重くてあやしいのでダウンロードPDFにしました。
どうやらオンラインe-book版ならフランス語版もあるようです。

【入手経路3】海外サイトで買い物をする時、決済はどうするべきか。
海外決済ではpaypalが主流ですが、ルチルはのっとられそうになって、へんなメールが来たことがあるのでpaypalを退会してからはVプリカが多いです。
デビットカードも持っているのですがデビットカードは残高=使用上限なのでチャージ不要ですが、
番号が変わらないので番号を抜かれると怖いなぁとおもってVプリカを愛用しています。
ぼんちゃんいわくlifeカードをもっているとお得に使えるらしいのですがルチルは持ってないのであんまり調べてません。
ZBrushも日本語マニュアル不要だったのと日本の代理店さんの対応が気に食わなかったのでVプリカで海外サイトより買いました。
以前ぼんちゃんが書いてくれた記事がどこかに残っているといいのだけど。
現在1ドル101円ですが、ほぼ50ドルの本に対して5,247円引かれました。
今までドルが強すぎて辛かったのでこれくらいは許容範囲ですね。

ともかく、1万円分チャージしたVプリカで買って、無事決済とDLができました。
Vプリカは未利用のまま3ヶ月を経過すると管理費が引かれる仕組みになっていますので
残額をamazonギフトコード等に変えて維持費用の発生を防止します。
またVプリカは一部支払いができないサービスが増えた他、最近コンビニでのチャージができなくなったようです。

あとレビューしてないのは赤本と榊さんのZBRushの本、maya造形力矯正バイブルですね~。
個人的にはどれも推し本です☆

An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)レビュー

御機嫌よう、御園ルチルです。せっかくサイトを作ったのに大変ご無沙汰しております。
実はopendollのメンバーであるぼんちゃんが事件に巻き込まれ、データが破損されるなど心身ともにダメージを負っており
更新どころか、自主制作やCGに打ち込む時間が減ってしまっていました。

今月から復活して、自主制作やCGの勉強について更新していこうと思います。
サイト更新はぼんちゃんにと思っていたのですがルチルも更新方法を学んだので早速色々書いて見たいと思います。

今日のレビューはリファレンス・着眼点分析向けの英語美術向け解剖学の書籍
An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists) (英語) ペーパーバック – 1957/6/1
です。

An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)

発売はなんと1957年!ルチル存在すらしていない・・・。
掲載されているのはレオナルドダヴィンチの人体スケッチや年齢別頭身写真(全裸)、写真が掲載されています。

◆見どころ1 イエス幼児資料、ノーロリコン
この本は手に入りにくい幼児〜成人までの写真が掲載されているので、主に子供の人形を作られる方に支持されている資料です。
なのでルチルはぼんちゃんに勧められてこの本を買いました。
写っている子供達は裸ですが、頭身や体型の確認ができる程度の鮮明さで、顔は隠されAポーズで立っているだけの写真です。
ルチルはロリコンじゃないのでわかりませんがエッチな感じや不快感はありません。児童ポルノにはひっかからないと思います。
写真が差し変わっていないならここに写っている子供達ももうおじさまおばさまですしね。
一般的に女性の写真資料は手に入りやすく、次に男性、続いて老人、そして最も手に入りにくく
場合によっては犯罪になってしまうのが子供達の写真資料です。
ここまで割り切った写真だと犯罪臭がしないし、グーグル検索などで不愉快な気分になるものを見てしまうこともないのが一番ホッとするので
健全にリアルな児童を作る際の第一資料によいと思います。
イエスロリコン、ノータッチ。いい格言ですね!

◆見どころ2 巨匠のデッサンは目の付け所を盗むために見る。
CGの先生の中には他の人の描いたデッサンや絵をリファレンスにするとバイアスがかかってしまうので
しないほうがいいとご指摘をいただきましたがレオナルドダヴィンチ・ゴヤ・エルグレコ・ラファエロ等が描いた絵の一部やデッサンはとても勉強になります。
ルチルのような「観察」しなくてはならないけれどどこを観察しないといけないのかがわからない・・・。という人や
目の付け所をまねて時間短縮したいという人は絶対自分より上手い人の作品やデッサンを見て
上手い人がどこを見てるのかを分析したほうがいいと思うからです。
ただ、やはりリファレンスの観察指標を決めるためだけに使ったほうがいいというのはルチルも同意見です。

◆見どころ3 英語でスネのこのへんの骨ってなんていうの?いや、日本語でも知らんけど・・・がわかる。
これ、地味ですが、筋肉・骨の名前が英語で図に表記されていてわかりやすい。
海外でCGの仕事したいなぁっていう方にはかなり重要なのではないでしょうか。
だって日本語でもこの辺の部位なんて読むのかよくわからない部分が多くないですか?骨とか筋肉って。

An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)

価格はお手頃な1500円程です。
ぼんちゃん曰く、通称青本とかアトラスって呼ばれているみたいです。他に赤本と呼ばれているものと
CG業界と美少女フィギュア業界で支持されている解剖学の本もあるのですがそっちはルチルまだ持ってないので買い次第レビューします。
赤本 と 業界で支持されいている解剖学の本はコレです。
Artistic Anatomy (Practical Art Books) Figure & Torso Anatomy For Artists: Understanding the human form (Anatomy For Sculptors Book 1) (English Edition)

あっ、あと忘れちゃいけないのが片桐先生のこの本!でもルチルはこの本は買って読むだけじゃなくて片桐先生のセミナーに参加することをお勧めします。