An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)レビュー

御機嫌よう、御園ルチルです。せっかくサイトを作ったのに大変ご無沙汰しております。
実はopendollのメンバーであるぼんちゃんが事件に巻き込まれ、データが破損されるなど心身ともにダメージを負っており
更新どころか、自主制作やCGに打ち込む時間が減ってしまっていました。

今月から復活して、自主制作やCGの勉強について更新していこうと思います。
サイト更新はぼんちゃんにと思っていたのですがルチルも更新方法を学んだので早速色々書いて見たいと思います。

今日のレビューはリファレンス・着眼点分析向けの英語美術向け解剖学の書籍
An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists) (英語) ペーパーバック – 1957/6/1
です。

An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)

発売はなんと1957年!ルチル存在すらしていない・・・。
掲載されているのはレオナルドダヴィンチの人体スケッチや年齢別頭身写真(全裸)、写真が掲載されています。

◆見どころ1 イエス幼児資料、ノーロリコン
この本は手に入りにくい幼児〜成人までの写真が掲載されているので、主に子供の人形を作られる方に支持されている資料です。
なのでルチルはぼんちゃんに勧められてこの本を買いました。
写っている子供達は裸ですが、頭身や体型の確認ができる程度の鮮明さで、顔は隠されAポーズで立っているだけの写真です。
ルチルはロリコンじゃないのでわかりませんがエッチな感じや不快感はありません。児童ポルノにはひっかからないと思います。
写真が差し変わっていないならここに写っている子供達ももうおじさまおばさまですしね。
一般的に女性の写真資料は手に入りやすく、次に男性、続いて老人、そして最も手に入りにくく
場合によっては犯罪になってしまうのが子供達の写真資料です。
ここまで割り切った写真だと犯罪臭がしないし、グーグル検索などで不愉快な気分になるものを見てしまうこともないのが一番ホッとするので
健全にリアルな児童を作る際の第一資料によいと思います。
イエスロリコン、ノータッチ。いい格言ですね!

◆見どころ2 巨匠のデッサンは目の付け所を盗むために見る。
CGの先生の中には他の人の描いたデッサンや絵をリファレンスにするとバイアスがかかってしまうので
しないほうがいいとご指摘をいただきましたがレオナルドダヴィンチ・ゴヤ・エルグレコ・ラファエロ等が描いた絵の一部やデッサンはとても勉強になります。
ルチルのような「観察」しなくてはならないけれどどこを観察しないといけないのかがわからない・・・。という人や
目の付け所をまねて時間短縮したいという人は絶対自分より上手い人の作品やデッサンを見て
上手い人がどこを見てるのかを分析したほうがいいと思うからです。
ただ、やはりリファレンスの観察指標を決めるためだけに使ったほうがいいというのはルチルも同意見です。

◆見どころ3 英語でスネのこのへんの骨ってなんていうの?いや、日本語でも知らんけど・・・がわかる。
これ、地味ですが、筋肉・骨の名前が英語で図に表記されていてわかりやすい。
海外でCGの仕事したいなぁっていう方にはかなり重要なのではないでしょうか。
だって日本語でもこの辺の部位なんて読むのかよくわからない部分が多くないですか?骨とか筋肉って。

An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)

価格はお手頃な1500円程です。
ぼんちゃん曰く、通称青本とかアトラスって呼ばれているみたいです。他に赤本と呼ばれているものと
CG業界と美少女フィギュア業界で支持されている解剖学の本もあるのですがそっちはルチルまだ持ってないので買い次第レビューします。
赤本 と 業界で支持されいている解剖学の本はコレです。
Artistic Anatomy (Practical Art Books) Figure & Torso Anatomy For Artists: Understanding the human form (Anatomy For Sculptors Book 1) (English Edition)

あっ、あと忘れちゃいけないのが片桐先生のこの本!でもルチルはこの本は買って読むだけじゃなくて片桐先生のセミナーに参加することをお勧めします。